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おそるべき実体験のコスタリカ
by 日詰明男
コスタリカの片田舎で日がな一日、制作を続けている。
実際、こんなに早く憧れのコスタリカで仕事が出来るとは思わなかった。

作品制作を介して人々とふれあい、風土に溶け込むことは、何よりの醍醐味である。
自由旅行でさえ得られないようなカルチャーショックにしばしば遭遇する。

コスタリカの人はモノをとても大切にする。
そしてモノを極力買わない。

私は出国前に、必要な機材のリストを送った。
当然、一そろいの大工道具ぐらいはあるだろうと期待していた。
ところが結局、私は日本から持ってきた竹割り鉈と鋸だけですべての作業をすることになった。
ドリルビットでさえ、念のためと思い、日本から運んできたものを使った。
奇跡的にジグソーを持っている人に出会い、貸してもらったが、歯が欠けていて使い物にならない。

孟宗竹より肉厚で太い竹を75本、手鋸だけで切った。
テーブルソーがあれば半日で済む作業だが、これだけで数日を要した。

教訓。
時間をかけて出来ることならば、手間を惜しむな。
時はたっぷりある。タダだ。
モノは金なり。
効率追求は悪魔の誘惑。
節操の無い設備投資は自殺行為である。

お世話になっている農家では、1台のクボタ・トラクタを27年間、大切に使っている。
クボタを崇拝している。これは壊れない!と。
クボタは孫子の代まで使える家宝となるであろう。

自分は気が長いほうだと思っていたが、完全に負けた。


|| 10:28 | comments (x) | trackback (x) | ||


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