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おそるべき実体験のコスタリカ 02
by 日詰明男
ほとんど英語の通じないこの地で、英語を話す稀有なコスタリカ人アルフレッドと知り合った。
コスタリカ南部の小さな村で農業を営む男性である。
私はここぞとばかり国内事情を根堀り葉堀り訊きまくった。

事前に耳にしていた評判に違わず、コスタリカでは民主主義がどの国よりも根付いているようだ。
豊かな自然、平和、平等、安全を守るためには、多少経済的な豊かさや効率を犠牲にすることは厭わないという矜持を誰もが持っている。

日本人が書いた「コスタリカ神話は幻想だ」といったネガティヴな記事も以前読んでいたので、現状をこの目で確かめたかった。
いまのところそういった否定的な要素には全然出会わないのである。

国民は相手が大統領だろうがなんだろうが、批判すべきところは徹底的に批判する。
何を言ってもぜーんぜーんかまわない。
みんなそう思っているし、裁判所も庶民の味方である。

政治家はパブリック・サーヴァントであるという認識が徹底しているのだろう。
つい先日も、大統領はある貿易協定導入の説明のためにこの村をふらりと訪れ、アルフレッドもそこに同席し、対等に議論したそうだ。
地方から中央に陳情に行く図式とは真反対である。

現政権を批判しようものなら暗殺されたり冤罪で拘留されかねない多くの国とは大違いである。


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