2009-07-18 Sat [ 作品 ]
by 日詰明男
2009年7月17日茶畑のど真ん中にフィボナッチ茶室を建てた。
工期2日間。
広島、千葉、京都、東京と遍歴を重ねた茶室だったが、ようやくここに落ち着いた。
目の前の茶葉を摘み、強烈なハーヴティーをその場でこしらえる「茶道」のかたちが見えてくる。
音楽もここで奏でられ、録音されることだろう。
いずれ、この茶室にアプローチする民主主義的階段も建設する予定である。
この階段の準周期リズムは飛石の代わりになるであろう。
客人は茶葉を摘みながらゆっくり階段を登り、心を静かに高揚させつつ躙口をくぐる、という趣向である。
ゆくゆくは、周囲の茶畑をニューロ・アーキテクチャ状に整備し、迷路庭園として仕上げる構想。
これはひとつの都市計画の実験。
最初の住人はチャノキというわけである。
植物にとっても風通しのよい街となるであろう。
いずれにせよ長期計画。
長生きしなければ。
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