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BRIAN ENO AMBIENT KYOTO
by 日詰明男
山口出張の帰り、京都に一寸立ち寄り、ブライアン・イーノの音響インスタレーションを見てきました。


灼熱の京都市街を歩き、吹き出てくる汗を拭いながら会場に入ると、一転、外界から隔絶された感の館内は涼しい音楽と空間に満たされていました。
時間の許す限り、音のシャワーを浴びることができました。

3階会場の「The Ship」というインスタレーションでは、靴を脱ぎ、暗幕をくぐってほぼ暗闇の展示室に入ります。
イーノ特有の静謐な環境音楽が延々と流れています。
8m四方の部屋の四隅に、イーノが指定したというBoseのL1 Pro8スピ-カーが設置されいるのがかろうじ見えます。
重低音から高音まで空間全体を振動させていました。
他にも小型スピーカー十数個が部屋全体にちりばめられ、おそらく十数チャンネル再生していたのではないでしょうか。
室内は文字通りひとつのスピーカーになったっと言っていいでしょう。

事前予約の観客が数十名、歩き回ったり、ベンチや床に座ったり、思い思いの姿で聞き入っていました。
あまりに心地いいので出るに出られなくなります。
どこかサウナに入っている人々の光景に似ていました。暑/涼、忍耐/リラックスと方向性はまったく逆ですが
音響チルサウナ。
一日中ここで過ごす観客もいるのではないでしょうか。
再び外の灼熱地獄の現実に戻るまでの束の間の時間、心身ともにここでじっくり涼んで、ととのうまで。

他にも3つの展示空間がありました。

Face to Face という展示では、3人の顔が気づかないうちにどんどん変化していく映像を見ながらの音響空間。
元画像はたった21人の顔写真らしいですが、中間的な顔が無限に存在します。


Light Boxesという展示では、3種類の発光するアクリルが気づかないうちにどんどん色が変化していく様を見ながらの音響空間。
写真はハレーションを起こしてぼやけています。

廊下やトイレにも途切れなくイーノのアンビエント・ミュージックが流れるという徹底ぶり。


ショップにはイーノの新旧アルバムが揃っていました。
バイナル版が特に人気らしく、大人買いする人が結構いるそうで、売り切れ続出だとか。
写真は一昨年、弟のロジャー・イーノと制作した傑作Mixing Colorsの続編Luminous。

展示で難を言えば、空調の音が少し気になったこと。
空調が効いていても完全な静寂を実現した美術館があります。
以前、静岡の白井晟一設計「芹沢銈介美術館」でそれを実体験しました。
展示室で自分の耳の音が聞こえるほどでした。
ああいう空間でこの展示をやればもっとすごいだろうな。


|| 19:27 | comments (x) | trackback (x) | ||


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