2020-05-04 Mon [ 未分類 ]
by 日詰明男
学校が機能停止して2か月。自粛はまだまだ続く。
集団免疫ができるのはいつの事か。
新型コロナに若者が感染しても、ほとんど無症状のまま免疫を獲得することがほぼ実証されている。
しかし若者たちは各々隔離され、孤立し、行動を制限されている。
これは様々な意味で社会的損失である。
教育が受けられない。
経済が滞る。
そして、集団免疫の主役であるべき若者たちに、免疫を獲得させることを遅らせている。
無症状の若者であっても、彼らが自由に行動することによって、老人を感染させ、発症者が増え、医療崩壊に至る恐れがあるから、全面的自粛政策がとられている。
若者たちには家でゴロゴロしてもらうしかないのだろうか。
逆転の発想というべきか、以下のような可能性を考えた。
若者の行動を制限するならば、家ではなく、皮肉なことだが、むしろ今こそ「学校」という隔離された場がふさわしい。
あえて若者たちだけを優先的に感染させ、免疫を獲得してもらう戦略だ。
安全に集団免疫を加速させる方法である。
希望者を募り、宿泊施設(寮)を有する学校内で、ソーシャルディスタンシングを保つ必要もなく、濃厚接触(机を並べて勉強)しながら数週間、集中講義合宿してはどうか。
もっと言えば、今やすべての人から恐れられ、ゴーストタウン化しているであろうクルーズ船を学校と見立ててはどうか。
宿泊施設は完備しているし、集会を開く場所や、スポーツ施設、映画館、食堂など、何から何まで充実しているので理想的である。
教師も、持病のない30代ぐらいの体力に自信のある有志に名乗り出てもらう。
新型ピースボートとして。
子どもは家に帰らなくても良いので、通学中や家庭内で他者を感染させる恐れもない。
学生や若い教師たちは発症しないから医療にも負担はかからない。
勉強に集中できるし、疑似学校生活も満喫できる。
クルーズ船で運動会や文化祭(演劇とか)も開けるだろう。
両親が共に入院しても、家で子供が孤立する心配もない。
こうして数週間の合宿の後、未感染だった若者にも抗体ができ、免疫獲得したとされる若者は下船し、本来の学校や家庭に戻る。
もちろん下船後は旅行も自由にできる。
ソーシャルディスタンシングも彼/彼女に関しては一切不要である。
人工的なワクチン発売を待つ必要はない。
次のような反論が予想される。
抗体ができても必ずしも免疫を獲得したとはいえないのではないか、と。
しかし免疫に頼らなければ、そもそも人類はここに存在していないだろうし、これからも未来はない。
私たちはいままでこのようにしてウイルスと共存してきたのだから。
もしも今回の新型コロナウイルスが、史上初の「免疫を作らせないタイプ」であるとしたら、それは100年に一度どころか、数億年に一度の確率だと思う。
どちらに賭けるべきかは明らかだろう。
世紀末信仰に代表されるように、人はとかく自分は特別な時代を生きていると思いがちである。
今回の新型ウイルスが人工であろうがなかろうが、発症者のうち8割は軽症で済み、回復しているという事実は、人間の免疫力が通常通り機能していることを示している。
自然界がそうであるように、人体もまたそんなにヤワではない。
だが、文明社会、情報社会は未だガラス細工のように脆弱であることは確かだ。
こちらを警戒したほうが良い。
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