106本の竹が既に組まれた。 あと100本の竹が組まれるのを待っている。 地元ボランティアの方々の協力で、竹の交点に竹杭を通し棕櫚縄でしっかり縛る。 その総数は400か所を超える。 トンネルの一部を地上で組み立てた後、母船とドッキングさせる。 掛け声をかけながら皆で力を合わせる工程は、岸和田のだんじり祭りを彷彿とさせた。 完成! すべての人が達成感を味わったはず。 総数200本以上。 全長8m、直径3mのトンネルである。 総重量は2トンに及ぶ。 地元の人は「イワシ玉みたいだ」と。 岸和田では喩えも一味違う。 遠く神戸を望む。 反対方向の眺め。 神於山が見える。 3月11日、フィボナッチ・トンネルは一般公開された。 毎日、子供たちが行列を作って何度も何度も楽しそうに潜り抜ける。 興奮して一人で連続30回以上潜り抜ける子供もざら。 竹という素材もさることながら、黄金比の葉序に基づくこのトンネルは構造に偏りがないので、人はそこに無意識の爽快感を得るのだろう。 photo: Sumiyo Mimori 子供たちがいない時に、大人たちだけで、フィボナッチトンネルによじ登って遊ぶ。もし子供たちが見ていたら、さぞや羨ましがることだろう。 トンネルを転がして遊ぶのも大人の特権。 一人の力でも総重量2トンのトンネルを転がすことができる。 これも黄金比のなせるわざ。 トンネル制作期間、地元の小学校で「竹の星籠(準結晶の種)をつくろう」というワークショップを開いた。 90人の小学生に最もシンプルな準結晶模型を組み立ててもらった。 photo: Tomohiro Suzuki 小学生たちに準結晶の幾何学や音楽をレクチャーした。photo: Tomohiro Suzuki 様々な幾何学模型に触れて遊ぶ。photo: Tomohiro Suzuki どのように組み立てるかをデモンストレーション。photo: Tomohiro Suzuki 集中しなければならない。photo: Tomohiro Suzuki 全員が竹の星籠を完成させた。photo: Tomohiro Suzuki 神於山保全クラブ 岸和田市のボランティアのみなさん 岸和田市企画調整部文化国際課 |