STAR CAGE
番外ワークショップ
at
Tierra de Milagros

©2007 日詰明男

13th September 2007
Tierra de Milagros
Osa Peninsula, Costa Rica

ヒラソル・トレ(ひまわりの塔)の完成後、私はあらたな星籠ワークショップをするよう要請を受けた。
コレクティーボという一種の乗り合いタクシーにゆられ40分、Matapaloというオサ半島のさきっぽまで行く。
タクシーと言ってもピックアップトラックの荷台に簡単な椅子を設えただけのもので、乗り心地は早籠をしのぐ激しさである。
うかうかしていると振り落とされかねない。妊婦には絶対おすすめできない。

ワークショップの準備は、拠点のひとつとして提供されたSteven Bell氏の自邸で行うことにした。
ワークショップ当日、私とコンセプシオンは竹材の加工に費やす。今回の竹材もSteven Bell氏提供である。

私たちはワークショップ会場まで竹を徒歩で運んだ。
およそ30分間、熱帯雨林の中を歩き、クモザル一族などを眺めつつ歩いた。


Tierra de Milagrosにようやく到着。
太平洋に面したすばらしいロケーションである。 ここのオーナーであるフラッドとニキ夫妻は、それぞれカナダとアメリカから移住してきた方で、ここに居をすえてかれこれ15年になるという。彼らは広大な敷地に、ひっそりと椰子の葉で葺かれた素敵な家やレストラン、コテージを自然に負荷を与えない程度に建て、地元の人や滞在者にヨガを教える生活をしている。 こうした外国からの移住者はみな自然保護への意識が非常に高く、かつて牧場だった土地を熱帯雨林に回復させる運動にもなっている。


広々としたレストランでワークショップをすることにした。


なかなか凝った屋根の構造である。フラッド自らの設計である。


敷地にはさまざまな種類の竹が植えられていた。


ワークショップの前にオーナーのブラッドとニキに自己紹介がてら過去の作品をお見せした。


いよいよワークショップ開始。


仕上げに綿ロープで端部をしっかり結わえる。
この縛り方は日本の伝統的な縛りを応用し、星籠用に工夫したものである。まず緩むことはない。


あっというまに完成。



星籠はヨガ・スタジオの天井から吊るされることになった。


ヨガ行者は星籠の幾何学を曼荼羅として使い、瞑想に耽るであろう。


ロフトからの眺め。


振り返ると太平洋が見渡せる。
願ってもない立地である。

Organizer
Steven Bell (N.P.O. Friends of the Osa)

Amigo
Concepcion Lopez Diaz

Special Thanks
Nikki and Brad (The Tierra de Milagros)

Assist and Photograph
Tomoko Ninomiya

Supported by





Return to Top Page