STAR CAGE
週末集中講義+ワークショップ #2
in Costa Rica

©2007 日詰明男

1st September 2007
Centro de Bambu
Puerto Escondido, Osa Peninsula, Costa Rica

9月1日、私は第二回目の集中講義とワークショップを行った。
今回は人数こそ少なかったが、ツワモノの参加者が揃った。
そのひとり、コスタリカ人の奥さんと参加されたマルクス(写真一番手前)はベルリンからの移住者であり、この地で建築家として活躍されている。 彼は幾何学的知識も豊富で音楽に関する造詣も深い。まさに電撃的な出会いであった。彼は急遽私の英語による説明をスペイン語に通訳する役を買ってくれた。 マルクスは1を聞いて10を知る人だから、彼自身の補足も加わり、参加者全員にとってさぞかし濃密なレクチャーとなったことであろう。
さらにもう一組、はるばるロンドンから来たご夫婦が参加されていて、コスタリカ視察旅行中にたまたまこのイベントのチラシを見て参加することにしたのだという。 このジョンとリアンダのお二人はともにネパールで貧困撲滅のための社会運動をされている活動家であった。 願ってもない出会いである。

説明に聞き入る参加者たち。

ラップ・トップ・パソコンを使い、親密な雰囲気の講義が続く。

講義の後、例によってフィボナッチ・ケチャックをお聞かせしながら、巨大星籠を4分で組み立てるデモンストレーションをする。
そしてフィボナッチ・ケチャックの演奏の仕方を段階を追って説明する。


ジョンはジャズ・ミュージシャンでもあるという。
マルクスも一瞬にしてフィボナッチ・ケチャックの自己相似原理を理解し、体得した。
練習開始からわずか30分もしないうちに、いつのまにか私たち3人はグルーブ感あふれる演奏に没頭していた。
早くもジョンは即興をがんがん入れて遊び始めた。
私もそのジョンの軽やかな戯れをアクセントをつけたリズムで応答し支えた。
この3人で打楽器アンサンブルを結成したくなったほどだ。

Organizer
Steven Bell (N.P.O. Friends of the Osa)
Alfredo Quintero (N.P.O. Friends of the Osa)

Assist and Photograph
Tomoko Ninomiya

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