2019-05-15 Wed [ 未分類 ]
by 日詰明男
2005年にニュージーランドで作品を制作するために、1か月ほど滞在した。民主主義の階段
ある日の夕方、海岸近くに建つ家で開かれたパーティーに招待された。
その日はちょうど満月で、もうすぐ月が出るから皆で浜辺に見に行こうということになった。
水平線から現れた月を見て、私はびっくりした。
日本で見る月の顔とまるで違うからだ。
月の左側にちょこんと漫画のようなウサギが座っているではないか。
右に臼のようなものもある。
私は興奮して、
「日本では月でウサギが餅をついていると言われているが、まさにここではそう見える。」
と言うと、ニュージーランドの友人は
「ニュージーランドでは月でウサギがテレビを見ていると言われている」
と言って笑った。
私は子供の頃、長野に住んでいたのだが、満月の顔はいつもこんな風に見えた。
大人は皆「月でウサギが餅をついている」と言うが、私にはどこにもウサギが見えなかった。
他人には見えているのに自分には見えないことがとても不安だった。
ところがニュージーランドで見る満月は、どう見てもウサギが座っているようにしか見えない。
「月にウサギが住んでいる」と言う伝説は、太古に南半球で生まれたに違いない、と思った。
アフリカか、南米か、オセアニアで。
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2019-05-06 Mon [ 未分類 ]
by 日詰明男
宇宙空間はおおむね一様連続に極低温で空っぽ。宇宙の平均密度は1立米あたり陽子一個ほどだという。
そんな中で天体は空間の「特異点」だといえる。
銀河であれ、恒星であれ、惑星であれ、衛星であれ、天体の中心は高温、高密度にして流動回転する「特異点」である。
全ての天体の中心は程度の差はあれブラックホールである、と言えなくはない。
ブラックホールのグラデーション。
核子の中心もまた「特異点」である。
Black Hole Discovered In Earth's Core?
https://youtu.be/WPKO1qtntGs
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